ドキュメントとチェスと監禁のお話

"Where to Invade Next" 2015年 / アメリカ
邦題は「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」。 マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。世界を侵略するため各国の素晴らしい考え方を盗んで来るという設定の映画。
有給休暇や休憩時間などが長く家族との時間や人生を楽しむ時間を重視するイタリア、給食にコースを提供し食育を進めるフランス、他にも、学力を上げるため宿題を出さないという政策を選択した国、学費が無料の国、死刑制度がない国などが紹介される。もちろん、どの国も良いことばかりでなく問題も抱えてんねやろうけど、良いところは素直に取り入れられたらよいのになあ、と感じた。

"That Sugar Film" 2015年 / オーストラリア
邦題は「あまくない砂糖の話」。 監督自身が砂糖を摂り続け、人体にどのような影響があるのかを調査するドキュメンタリー映画。おもしろいのは(というか話を難しくしてる気もするけど)、1日に摂る量はオーストラリア国民の平均である40gとしたところ。砂糖が単純に悪いわけではなく、摂り方らしい。でもやっぱりむずかった。健康は大事やね。

"Pawn Sacrifice" 2015年 / アメリカ
邦題は「完全なるチェックメイト」。天才的なチェス・プレイヤーであるボビー・フィッシャーの人生を描いた映画。冷戦時の代理戦争として利用された世界チャンピオン、ボリス・スパスキーとの世界タイトル戦がメインとなる。相手がどうこうよりも、主人公が精神的不安定のせいで勝ててないだけの気がした(笑)。うーん。映画としてはいまいちやったなあ。

"Room" 2015年 / カナダ、アイルランド
邦題は「ルーム」。監禁されているお母さんと5歳の息子の話。7年間も施錠された小さな天窓1つしかない納屋で監禁されているお母さんと誘拐犯との間に生まれた5歳の息子。絶望的な日々の中で意を決して脱出を図る。脱出劇を描くサスペンス映画かと思わせといて、後半は、世間と隔離されていた時間の長さから来る、子どもの成長やらお母さんの苦悩やらが描かれ、みんなで助け合って生きていこうとする感動ドラマやったりする。面白かった。

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