悲しいけど希望はある

"死神の浮力" / 伊坂幸太郎(2013年)
伊坂作品。読み切るのにだいぶ時間がかかったせいで、ストーリーがあやふや。
主人公は、娘を殺された夫婦。犯人は分かっている。でも、裁判では犯人は無罪。犯人はサイコパスで、人を苦しめるのが趣味。夫婦は、司法制度に頼らず、犯人に復讐することを決意し、ただそれだけを目標の人生を送る。そんな時に、もう1人の主人公「死神」が現れる。死神は、人間になりすまして対象(今回は夫婦の夫の方)に1週間張り付き、対象が死ぬべきかどうかを判定する。
夫婦はそんなことを知るはずもなく、死神とともに復讐を進めようとするが、犯人は1枚も2枚も上手で、絶望感すら漂うが・・・。
悲しいけど、希望のある話。面白かった。

0 件のコメント:

Popular Posts

Recent Posts

ゲーム的映画と映画的ゲーム

"Gran Turismo" 2023年 / アメリカ 邦題は「グランツーリスモ」。同名のゲームのユーザが、本当のレーサーになってしまう、ゲーム的な実話を基にした映画。ほんまにゲームとかマンガの設定みたい。どこまでが事実なんやろ。 んで、この映画とは関係ないけ...