悲しいけど希望はある
"死神の浮力" / 伊坂幸太郎(2013年)
伊坂作品。読み切るのにだいぶ時間がかかったせいで、ストーリーがあやふや。
主人公は、娘を殺された夫婦。犯人は分かっている。でも、裁判では犯人は無罪。犯人はサイコパスで、人を苦しめるのが趣味。夫婦は、司法制度に頼らず、犯人に復讐することを決意し、ただそれだけを目標の人生を送る。そんな時に、もう1人の主人公「死神」が現れる。死神は、人間になりすまして対象(今回は夫婦の夫の方)に1週間張り付き、対象が死ぬべきかどうかを判定する。
夫婦はそんなことを知るはずもなく、死神とともに復讐を進めようとするが、犯人は1枚も2枚も上手で、絶望感すら漂うが・・・。
悲しいけど、希望のある話。面白かった。
伊坂作品。読み切るのにだいぶ時間がかかったせいで、ストーリーがあやふや。
主人公は、娘を殺された夫婦。犯人は分かっている。でも、裁判では犯人は無罪。犯人はサイコパスで、人を苦しめるのが趣味。夫婦は、司法制度に頼らず、犯人に復讐することを決意し、ただそれだけを目標の人生を送る。そんな時に、もう1人の主人公「死神」が現れる。死神は、人間になりすまして対象(今回は夫婦の夫の方)に1週間張り付き、対象が死ぬべきかどうかを判定する。
夫婦はそんなことを知るはずもなく、死神とともに復讐を進めようとするが、犯人は1枚も2枚も上手で、絶望感すら漂うが・・・。
悲しいけど、希望のある話。面白かった。
両極の作品
"誰も知らない" 2004年 / 日本
是枝監督作品。「巣鴨子供置き去り事件」を題材にしているが、ドキュメンタリーと言うわけではなさそう。母子家庭の長男が主人公。母親、長男、長女、次男、次女の5人家族。母親は男癖が悪く、家を空けがち。そこで主人公の長男が親代わりとなって弟、妹たちの面倒を見ている。母親が新しい男を見つけ、家を空け、全然返ってこない。生活費が底をつき、どんどん生活が厳しくなる・・・。この作品の救いのないところは、母親に自覚がなく、病的なところ。せめて罪悪感を持ってくれれば、怒ることも協力することもできそうやけど、悪いとも何とも思ってないところが、救いのない感じやった。「親が悪い」と片づけることは簡単やけど、でも「子供たちは?」と、考えさせられる映画。
"Pixels" 2015年 / アメリカ
邦題は「ピクセル」。上の作品とは対極にある話。子どもの頃、ゲーセンで出会ったオタク3人が主人公。3人とも大人になり、1人は大統領、1人はオタクな電気屋さん(?)。最後の1人は陰謀論者になってる。ある時、エイリアンが襲って来た。でも、攻撃方法がギャラガとかパックマンとかドンキーコングとかレトロゲーム的。そこで、大統領は残り2人を呼び寄せ、宇宙人に立ち向かう話。なんの心配のないB級映画。
是枝監督作品。「巣鴨子供置き去り事件」を題材にしているが、ドキュメンタリーと言うわけではなさそう。母子家庭の長男が主人公。母親、長男、長女、次男、次女の5人家族。母親は男癖が悪く、家を空けがち。そこで主人公の長男が親代わりとなって弟、妹たちの面倒を見ている。母親が新しい男を見つけ、家を空け、全然返ってこない。生活費が底をつき、どんどん生活が厳しくなる・・・。この作品の救いのないところは、母親に自覚がなく、病的なところ。せめて罪悪感を持ってくれれば、怒ることも協力することもできそうやけど、悪いとも何とも思ってないところが、救いのない感じやった。「親が悪い」と片づけることは簡単やけど、でも「子供たちは?」と、考えさせられる映画。
"Pixels" 2015年 / アメリカ
邦題は「ピクセル」。上の作品とは対極にある話。子どもの頃、ゲーセンで出会ったオタク3人が主人公。3人とも大人になり、1人は大統領、1人はオタクな電気屋さん(?)。最後の1人は陰謀論者になってる。ある時、エイリアンが襲って来た。でも、攻撃方法がギャラガとかパックマンとかドンキーコングとかレトロゲーム的。そこで、大統領は残り2人を呼び寄せ、宇宙人に立ち向かう話。なんの心配のないB級映画。
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